ワードプレスのブログ記事を別のブログへ移動したいときには「DeMomentSomTres Export」という無料プラグインが便利で簡単です!
アイキャッチ画像や記事内の画像(写真)も、記事と一緒に移動させることができるんです。
その画像のソース(URL)も自動的に移転先のものに変換されるので、再度アップロードする必要もありません☆
また、この手順どおりにブログの引っ越しを行えば、今の記事に対するSEO評価を引っ越し後も引き継ぐことができます。
「複数のブログを1つにまとめたい」「特定のジャンルだけ別のブログに移動させたい」という人は、ぜひ参考にやってみてくださいね。
手順一覧と準備するもの
まずは、これから記事をお引越しさせていく手順を、簡単にご説明します。
ここからはわかりやすいように
記事が現在投稿(下書き)されているブログ:Aブログ
引っ越し先(受け入れ側)のブログ:Bブログ
と呼び方を置き換えますね。
これから行う作業の流れは↓こんな感じです。
【必要なプラグインをインストールしておく】
1.Simple 301 Redirects(Aブログのみ)
2.DeMomentSomTres Export(AブログとBブログ両方)
【記事をお引越しさせる】
1.引っ越しさせたい記事をAブログからエクスポートする
2.引っ越し先のBブログで記事をインポートする
3.きちんと引っ越しが完了しているかを確認する
【記事のお引越しの後処理をする】
1.Aブログでリダイレクト処理(転送設定)する
2.Aブログの記事と画像を削除する
おまけ:BブログのURLのインデックスをリクエストする
では、手順と流れを詳しく解説していきます。

必要なプラグインをインストールしておく
まずは、記事をお引越しする準備として、2つの無料プラグインをインストールします。
1.Simple 301 Redirects(Aブログのみ)
こちらのプラグインは、引っ越し元のAブログにのみインストールします。
※間違ってBブログにインストールしても、出番がないだけで問題はありません。
記事の引っ越しが終わった後、引っ越し前のAブログのURLにきたアクセスを、自動的にBブログに転送させるために使うプラグインです。
Aブログのワードプレス管理画面(ダッシュボード)【プラグイン】→【新規追加】と進み、[ Simple 301 Redirects ] とプラグインを検索してください。
↑こちらを【今すぐインストール】して、そのまま【有効化】しておきます。
今は有効化しておくだけで、設定等は必要ありません。
2.DeMomentSomTres Export(AブログとBブログ両方)
こちらのプラグインは、引っ越し元のAブログ、引っ越し先のBブログどちらにもインストールします。
実際に記事を引っ越しさせるときに使用する、とっても便利なプラグインです。
ワードプレス管理画面(ダッシュボード)【プラグイン】→【新規追加】と進み、[ DeMomentSomTres Export ] とプラグインを検索してください。
↑こちらを【今すぐインストール】して、そのまま【有効化】しておきます。
今は有効化しておくだけで、設定等は必要ありません。
記事をお引越しさせる
必要なプラグインのインストールが終了したら、実際に記事を移動させる作業に移ります。
1.引っ越しさせたい記事をAブログからエクスポートする
Aブログのワードプレス管理画面(ダッシュボード)【ツール】→【DeMomentSomTres Export】をクリックすると、エクスポートの画面に移動します。
青枠で囲んだ「エクスポートする内容を選択」の部分は、引っ越しさせる記事を特定する項目です。
引っ越しさせたい記事は、固定ページではない普通の投稿記事なので、【投稿】を選択。
カテゴリー、投稿者、投稿日(開始と終了)、ステータスの項目を使って、引っ越しさせたい記事を絞り込みます。
※注意
Aブログで公開済みの記事はBブログに移動した後も公開済みに、Aブログで下書き・非公開の状態で移動した記事は、Bブログでも下書き・非公開の状態になります。
・1つのカテゴリー(例:アウトドア用品)に該当する記事すべて
・2018年4月の1か月間に投稿した記事すべて
・2020年1月以降に投稿した記事すべて
のように絞り込めれば良いのですが、カテゴリーも投稿日もバラバラな複数の記事を同時にお引越しさせる場合は、うまく絞りこめないですよね(^^;)
なので、事前に適当な名前で、一つのカテゴリーにまとめておくと楽ちんです☆
今回は例として、移動させたい2記事を、事前に【移動させる記事】というカテゴリーに変更させておきました。

赤枠で囲んだ「Choose if content is paged」は、引っ越し対象の記事が複数ページに分割している場合、その設定を移転先でも引き継ぐかどうか・・・を選ぶ項目です。
ページの分割についてよくわからない、特に何もした記憶がない場合は「Without Pagination」を選びましょう。
さいごに、【エクスポートファイルをダウンロード】をクリックします。
自動的にXMLファイルがダウンロードされるので、どこに保存されたか確認しておきましょう。
※パソコンの設定・仕様にもよりますが、【ダウンロード】というフォルダやデスクトップに保存されることが多いです。
これで一旦、引っ越し元のAブログでの作業は終わりです。
引っ越し先のBブログで記事をインポートする
次は、引っ越し先のBブログへ記事を受け入れる作業です。
Bブログのワードプレス管理画面(ダッシュボード)【ツール】→【インポート】をクリックすると、インポートの画面に移動します。
WordPressの下にある【今すぐインストール】をクリックすると、インポートに必要なプラグインが自動的にインストール・有効化されます。
インストールが終わったら、【インポーターの実行】をクリックします。
【ファイルを選択】をクリックして、先ほどダウンロード(エクスポート)したXMLファイルを選択します。
終わったら【ファイルをアップロードしてインポート】ボタンをクリックします。
画面が変わったら、引っ越しする記事をどのユーザーのものとするかを割り当てます。
一人で運営しているブログなら、元々登録してある自分のアカウントだけ表示されてるはずなので、それを選べばOKです。
そして、アイキャッチ画像や記事内に添付している写真・イラストも一緒にお引越しさせたい場合は【添付ファイルをダウンロードしてインポートする】のチェックを忘れずに!
この画面に切り替わったら、正常にインポート(お引越し)ができたことになります。
3.きちんと引っ越しが完了しているかを確認する
複数記事を同時に引っ越した場合は、すべてを一気にチェックするのは大変なので、まずは1~2記事チェックして問題なければ安心して良いと思います♪
Bブログのワードプレス管理画面(ダッシュボード)【投稿】→【投稿一覧】から、引っ越しさせた記事の編集画面を開きます。
アイキャッチ画像も、記事内の添付画像も、ちゃんと一緒にお引越しされてますね。
記事編集画面を【テキスト】に切り替えてみると、画像のURL(ソース)が引っ越し先Bブログのドメインに変換されてました。
今回の引っ越し元Aブログと引っ越し先Bブログは、どちらも無料テーマで人気の「Cocoon」を使用しています。
そのため、記事編集画面の【SEO設定】の項目もしっかり引き継がれていました!
ただし、例えばですが
Aブログ:プラグイン「All in One SEO Pack」を使用
Bブログ:無料テーマ「Cocoon」の搭載機能(SEO設定)を使用
という風に別の機能を使用している場合は、当然ながらSEO設定の項目は引き継がれません。
私も過去にこのタイプのお引越しがあったので、1記事ずつ、AブログのSEO設定をコピーしてBブログに…を繰り返しました。
なお、記事の中で内部リンクを貼っている記事も一緒にお引越しした場合、内部リンクとして貼っている記事のURLは変換されません(>_<)
次の手順で行う「リダイレクト処理」を行えば、AブログのURLのままでもリンクは有効になりますが、後からだと忘れてしまうので(私は)この時点で内部リンクも手作業で貼りなおしてます。
記事のお引越しの後処理をする

1.Aブログでリダイレクト処理(転送設定)する
検索エンジン経由、過去に記事URLを貼り付けたTwitter・外部サイトなどから、Aブログのお引越しした記事に今後もアクセスがあるかもしれません。
そのときに、自動的にBブログにお引越しした後の記事へ転送されるようにしておけば、アクセスが無駄にならずに済みます。
また、リダイレクト処理をすることで、元々の記事のSEO評価もそのまま引き継がれると言われています☆
※注意
このリダイレクト処理をせずに放置していると、まったく同じ見出し・内容の記事が2つ存在していることになり、Googleからペナルティを受ける可能性があるので早めに済ませましょう。
↑あらかじめインストール・有効化していたプラグインの出番です。
リダイレクト処理する方法・プラグインなど色々ありますが、ここでは「Simple 301 Redirects」を使う方法をご紹介します。
Aブログのワードプレス管理画面(ダッシュボード)【ツール】→【Simple 301 Redirects】をクリックすると、リダイレクト処理を行う画面が表示されます。
左側(青枠部分)の【Request】には、引っ越し元Aブログの記事URLを入力します。
ただ、URLすべてではなく、ドメイン名以降のパーマネントリンク部分です。
例えば・・・
引っ越し元Aブログの記事URLがhttps://abc1234.com/rabbit.htmlだったとしたら、入力するのは[ /rabbit.html ]のみです。
右側(赤枠部分)の【Destination】には、引っ越し先Bブログの記事URLを入力します。
こちらはURLの最初から最後まで、すべてをコピペしてください。
その下にある【Use Wildcards?】は、今回のやり方であればチェックをつけないでOKです。
※私はこの【ワイルドカード】を使用して、一括でリダイレクト処理する方法を試したことがないので、説明は割愛させていただきます。
【変更を保存】をクリックすると、リダイレクト処理が行われ、新たな入力欄が表示されるので続けることもできます。
念のため、引っ越し元Aブログの記事URLにアクセスして、引っ越し先Bブログの記事に転送されるか確認してくださいね☆
2.Aブログの記事と画像を削除する
リダイレクト処理が終わり、きちんと転送されることが確認できれば、引っ越し済みのAブログの記事と画像は削除してOKです。
削除せずにそのままAブログに残しておきたい場合は、ステータスを【下書き】や【非公開】にしましょう。
リダイレクト処理を行っていれば、引っ越し元Aブログで記事を【下書き】【非公開】にしても、アクセスがあれば引っ越し先Bブログの公開済みの記事に転送されます。
おまけ:BブログのURLのインデックスをリクエストする
私は最後に、引っ越し先Bブログの新しい記事URLを、Googleサーチコンソールを使ってインデックス登録をリクエストしています。
これを行うことで、放置しておくよりも少し早くクローラーが回ってきて、インデックスされるかもしれないからです。
※インデックスされるまでの時間にはブログによって差があります。
※この手順は必須ではありません。

ワードプレスの記事と画像を別ブログにSEO評価そのまま移動する方法☆―まとめ
この手順で記事をお引越ししてみると、心配で気がかりだったブログのSEO評価も引き継がれているのを確認できました。
すべての記事をチェックしてはいませんが、ほぼ同じ検索順位くらいに落ち着くか、引っ越し先Bブログの方がパワーが強ければ、さらに上位に食い込んでくれることもあります。
ジャンルをごちゃ混ぜで作ったブログから特化型のブログへ記事を移動させたり、効率化のためにブログを1つにまとめたり…というときに、SEO評価を心配することなくお引越しができるのは助かりますよね。
慣れると簡単にこなせる方法なので、ぜひお試しください(^^)
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